「MM総研大賞2009」実施と審査結果のお知らせ

2009年06月15日

■大賞はトヨタ自動車の「Prius」が受賞、グリーンIT賞も受賞
■次世代ネットワーク製品・サービス部門は、NTTぷらら、NEC、KDDIが受賞
■ ものづくり優秀賞は、富士通、NECが獲得
■話題賞はNTTドコモ、ナビタイムジャパン、パナソニック、イー・モバイル、NTTコミュニケーションズ、日立ソフト、オムロン ヘルスケア、音力発電を選出

 MM総研は、この度「MM総研大賞2009」 (審査委員長:安田 浩  東京大学名誉教授)の最終審査を終え、大賞および次世代ネットワーク製品・サービス部門賞、ものづくり優秀賞、グリーンIT賞、話題賞を決定致しましたので、その結果をお知らせ致します。

 「MM総研大賞2009」は、IT分野の市場、産業の発展を促すきっかけとなることを目的に、MM総研が2004年に創設した表彰制度です。2009年度の今回が6回目になります。優れたIT技術で積極的に新商品、新市場の開拓に取り組んでいる企業を表彰するものです。

 今回6回目となる「MM総研大賞2009」では、「次世代ネットワーク製品・サービス部門賞」を創設。次世代のブロードバンド&ユビキタス社会の核となる製品・サービス分野を3分野選定し、分野毎に「最優秀賞」を選出しました。その他にもIT産業に大きなインパクトを与えた製品・サービスを「話題賞」として、また、日本が世界に誇る “ものづくり” の分野で代表的な商品を「ものづくり優秀賞」として選出しました。さらに、今回新たに省エネなど環境配慮に優れた製品・サービスを表彰する「グリーンIT賞」を新設しております。最終的にこれらの中から、もっともIT産業の発展に寄与したと思われる製品・サービスを「MM総研大賞」として表彰します。

 最終選考は、安田 浩 東京大学名誉教授を委員長とする審査委員会の厳正な審査のもと行われ、「大賞」はトヨタ自動車の『Prius』に決定致しました。また、同製品は「グリーンIT賞」にも選定されました。

 トヨタ自動車の第3世代目となる新型「プリウス」のハイブリッドシステムは、優れたコンピュータ制御(組込ソフト)により電気モーターとガソリンエンジンを最適な効率で組み合わせ、量産ガソリン乗用車では世界最高の低燃費となる38km/ℓを実現。また、IT技術を駆使してエコドライブの持続度やワンポイントアドバイスをナビゲーション画面に表示し、ドライバー自らの燃費向上につながる運転をサポートしています。

 IT技術による環境への貢献度(グリーンIT分野)について一般消費者に実施したWebアンケート結果でも2位以下に大差をつけ圧倒的な支持を獲得。以上の理由などから審査委員会でも全14商品の中で最高の評価に値すると判断したため、満場一致でMM総研大賞2009の「大賞」に決定しました。

 その他、「次世代ネットワーク製品・サービス部門」では、“家庭向け映像配信サービス分野”、“ユニファイドコミュニケーション製品・サービス分野”、“FMCサービス分野”において、以下の企業が最優秀賞を獲得しました。

 FTTH市場活性化のけん引役として期待される“家庭向け映像配信サービス分野”では、NTTぷららの『ひかりTV』が最優秀賞に選定されました。

 IP電話、ボイスメール、インスタントメッセージ、ビデオ会議、Web会議など企業内で利用されている様々なコミュニケーションツールを統合し、業務の効率化やコスト削減に貢献する、“ユニファイドコミュニケーション製品・サービス分野”では、NECの『UNIVERGE Sphericall』が最優秀賞に輝きました。

 また、企業が利用する固定通信網と移動体通信網をシームレスに統合し、コミュニケーションの最適化による業務の効率化とコスト削減を図る“FMCサービス分野”では、KDDIの『KDDI ビジネスコールダイレクト』が最優秀賞を獲得しました。

 「ものづくり優秀賞」では、富士通の『防水ケータイ』とNECのホームサーバ・クライアントソリューション 『Lui』が選出されました。

 「話題賞」は、NTTドコモの『iコンシェル』、ナビタイムジャパンの『NAVITIME』、パナソニックの『LUMIX DMC-FX40』、イー・モバイルの『EMモバイルブロードバンド』、NTTコミュニケーションズの『Biz Communicator』、日立ソフトウェアエンジニアリングの『SecureOnline 在宅勤務サービス』、オムロン ヘルスケアの『健康達人 Pro』、音力発電の『発電床®』が選ばれました。

 以上により、受賞製品・サービスは大賞・グリーンIT賞の同時受賞1、次世代ネットワーク製品・サービス部門賞3、ものづくり優秀賞2、話題賞8で、合計14商品となりました。

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受賞企業はご覧の通りです。

【MM総研大賞】 & 【グリーンIT賞】

  ◆ トヨタ自動車 「Prius」


【次世代ネットワーク製品・サービス部門】

・家庭向け映像配信サービス分野 最優秀賞
   
  ◆ NTTぷらら 「ひかりTV」
 
・ユニファイドコミュニケーション製品・サービス分野 最優秀賞

  ◆ NEC 「UNIVERGE Sphericall」


・FMCサービス分野 最優秀賞

  ◆ KDDI 「KDDI ビジネスコールダイレクト」


 
【ものづくり優秀賞】

  ◆ 富士通 「防水ケータイ」

  ◆ NEC ホームサーバ・クライアントソリューション 「Lui」


【話題賞】

  ◆ NTTドコモ 「iコンシェル」

  ◆ ナビタイムジャパン 「NAVITIME」

  ◆ イー・モバイル 「EMモバイルブロードバンド」

  ◆ パナソニック 「LUMIX DMC-FX40」

  ◆ NTTコミュニケーションズ 「Biz Communicator」

  ◆ 日立ソフトウェアエンジニアリング 「SecureOnline 在宅勤務サービス」

  ◆ オムロン ヘルスケア 「健康達人Pro」

  ◆ 音力発電 「発電床(R)」




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※[参考] これまでの「大賞」受賞企業は、以下の通りです。

MM総研大賞2004 : 松下電器産業(Panasonic)「DIGA」 (DVDレコーダー)
MM総研大賞2005 : シャープ 「AQUOS」 (液晶テレビ)
MM総研大賞2006 : アップルコンピュータ 「iPod + iTunes Music Store」
(携帯音楽プレイヤー+音楽配信サービス)
MM総研大賞2007 : JR東日本「Suica」「モバイルSuica」とPASMO協議会「PASMO」の
共同受賞(ICカード)
MM総研大賞2008 : ソニー 有機ELテレビ 「XEL-1」 (有機ELテレビ)

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MM総研大賞 2009 概要

【参考1】 MM総研大賞2009の開催主旨

「MM総研大賞2009」は、IT分野の市場、産業の発展を促すきっかけとなることを目的に、MM総研が2004年に創設した表彰制度です。2009年度の今回が6回目になります。優れたIT技術で積極的に新商品、新市場の開拓に取り組んでいる企業を表彰するものです。

【参考2】 表彰対象分野

1. 次世代ネットワーク製品・サービス部門
①家庭向け映像配信サービス分野
②ユニファイドコミュニケーション製品・サービス分野
③FMCサービス分野

2. ものづくり優秀賞 
3.グリーンIT賞 
4.話題賞


【参考3】 評価基準

◆次世代ネットワーク製品・サービス部門
 ブロードバンド&ユビキタス社会の核となる製品・サービスが対象。その対象となる製品・サービス事業全般に対する「認知度」、「信頼性」、「使いやすさ」、「先進性/革新性」、「独創性」、「価格妥当性」、「市場性」に加え、将来性を図る評価軸として、「基盤サービス・製品としての可能性」(※一つの製品・サービスの上に大きな付加価値市場ができ上がる基盤サービス・製品となる可能性)などの項目を評価基準とする。

◆ものづくり優秀賞
 「ものづくり優秀賞」は、日本が世界に誇れる“ものづくり”の分野で、卓越した技術で「先進性」「革新性」などに優れ、市場からも高く評価されている製品を対象とする。

◆グリーンIT賞
 環境への負荷が少ないIT製品・サービス(ITのグリーン化)、または、環境負荷の削減を実現するIT製品・ サービス(IT夜グリーン化)を対象とする。また、環境配慮に優れた技術によって、地球環境や社会的な貢献にとどまらず、サービス提供事業者自らの企業価値向上にも貢献する製品・サービスを対象とする。

◆話題賞
 「話題賞」は、IT産業に大きなインパクトを与え、大きな話題を集めた製品・サービスを対象とする。08年度及び09年度の話題性などに加え、今後のIT業界全体への影響度の大きさも評価基準とする。


【参考4】 評価方法

◆次世代ネットワーク製品・サービス部門
 個人消費者およびビジネスユーザーを対象としたインターネットアンケート(2,000件)、またノミネート企業に対する簡易取材結果を評価材料として、外部有識者を含む審査委員会の協議により、受賞企業を決定する。

◆ものづくり優秀賞
 外部有識者を含む審査委員会が、日本が世界に誇れる“ものづくり”の分野で、「先進性」「革新性」などに優れ、今後のブロードバンド&ユビキタス社会を支えていく先進的な技術が活かされていると評価される製品を選定する。

◆グリーンIT賞
 対象となる製品・サービスの 「認知度」、「環境への貢献度」、「市場性」に加え、「CO2削減」、「3R(廃棄物削減・再使用・リサイクル)活動」などの企業としての取り組みを評価項目として、個人消費者およびビジネスユーザーを対象としたインターネットアンケート(2,000件)を実施。これを基に選出された製品・サービスに関し、外部有識者を含む審査委員会が、受賞企業を決定する。

◆話題賞
 個人消費者およびビジネスユーザーを対象としたインターネットアンケート(2,000件)を基に選出された製品・サービスに関し、外部有識者を含む審査委員会が、「話題性」や「今後のIT業界への影響度」などを選考基準に、「話題賞」を選定する。

◆MM総研大賞
 次世代ネットワーク製品・サービス部門賞、ものづくり優秀賞、グリーンIT賞、話題賞に選出された製品・サービスに関し、外部有識者を含む審査委員会が、「ブロードバンド&ユビキタス社会への貢献度」「今後のIT業界への影響度」などを選考基準に、MM総研大賞を選定する。


【参考5】 審査委員

審査委員長  
・安田 浩   東京大学名誉教授 東京電機大学 未来科学部 情報メディア学科教授

審査委員   
・前川 徹  社団法人コンピュータソフトウェア協会 専務理事
・藤沢久美  シンクタンク・ソフィアバンク副代表、法政大学大学院 客員教授
・北村 森  幻冬舎「ゲーテ」副編集長、サイバー大学 客員教授
・横森 忍  MM総研 シニアリサーチャー



【参考6】 表彰式/レセプション

日   時  : 2009年7月8日(水) 16時30分~
受付開始  : 16時
表 彰 式  : 16時30分~

         ・次世代ネットワーク製品・サービス部門賞の受賞企業様、
          ものづくり優秀賞受賞企業様、グリーンIT賞受賞企業様、
          話題賞受賞企業様への表彰盾授与・大賞企業様の受賞挨拶など

レセプション : 17時30分~
         ・懇親会、立食パーティー

場 所    : シェラトン都ホテル東京 (東京都港区白金台1‐1‐50)


■MM総研について
株式会社MM総研は、ICT分野専門の市場調査コンサルティング会社です。日本におけるデジタル産業の健全な発展と市場拡大を支援することを目的として1996年に設立し、四半世紀にわたって経験と実績を重ねてきました。ICT市場の現状と先行きを的確に把握する調査データに加えて、新製品・新サービスを開発するためのコンサルティングサービスも提供しています。

本件に関するお問い合わせ先

(株)MM総研

担 当 : 「MM総研大賞」事務局 担当 池澤、上田、小西

所在地 : 105-0011 東京都港区芝公園2-6-3 芝公園フロントタワー

連絡先 : 03-5777-0161

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