日本テクト(増岡厳社長)は30日、パソコン初心者やライトユーザをターゲットとし、PC用タッチパネルディスプレイを発売した。
医療用タッチパネルのパイオニア的存在である日本テクトは今回、そのノウハウをもとに国内初のコンシューマ向け17インチ液晶タッチパネルディスプレイ「楽たっち」を発売した。
「楽たっち」は、コンシューマPCディスプレイで、キーボードやマウスを必要とせず、液晶モニタに触れるだけで簡単に操作できる。これまで、タッチパネルはJRや銀行ATMのキオスク端末では広く使われていたが、高額・業務用というイメージが先行し、コンシューマ向けとしては十分に浸透してこなかった。
ユーザは単にマウスの代わりにタッチ操作をするか、専用アプリケーションを自作するなどして利用するしかなかったが今回、同社はユーザが即座にタッチパネル機能を利用できるよう、ディスプレイ上で文字入力が可能なソフトキーボード、手書き入力もできるメールソフト、パソコン初心者向けに構成されたタッチブラウザソフトなどを同梱する。
また、専用タッチパネル対応ソフト付きで5万円台で提供し、「お得感」を訴求する。同社広報担当は「コンシューマ向けタッチパネルディスプレイ市場は今後拡大していくと考えている。ここで新しい市場を作り、そこでトップに立つ」と語り、新規市場創出に意欲を示した。同社は、初年度5000台の販売を見込んでいる。
PC市場の成熟は進む。新たな市場を創出し、新規ユーザを取り込むには操作性を工夫するか用途を増やすしかない。タッチパネルで他社の先を行く同社は、操作性を上げることで高齢者や主婦層など新規ユーザの取り込みを図る。新たなPCの活躍の場を探して、模索は続く。
日本テクト
http://www.nippontect.co.jp/
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