株式会社 MM総研

サイト内検索
ニュースリリース0一覧
2007年度上期国内携帯電話端末出荷概況
■07年度上期は前年同期比13%増の2,513万台
■シャープが引き続き好調で659万台、シェアを26.2%まで拡大
■「らくらくホン」、「ワンセグ端末」が好調の富士通が3位に躍進
■07年度通期は5,130万台で過去最高となる見込み
 MM総研(東京都・港区、所長・中島 洋)は23日、07年度上期(07年4月〜07年9月)の国内携帯電話出荷状況を調査し、結果を発表した。それによると総出荷台数は、前年同期比13.0%増の2,513万台で、上期の出荷台数としては03年度の2,569万台に次ぐ2番目の出荷台数となった。

 昨年度は06年10月に開始されたモバイルナンバーポータビリティ制度(以下MNP)などの影響で、下期が半期ベースで過去最高の2,710万台を記録した。その反動を受けて07年度上期は06年度上期と同規模の出荷台数と予測していたが、それを上回る結果となった。

 MM総研では07年度上期の出荷台数の好調について、ソフトバンクモバイル(以下ソフトバンク)の好調、新規契約やMNPを意識した事業者(以下キャリア)間の競争激化による端末・通信料金の値下げや割引によるキャリア変更のハードル低下、個人・法人利用を問わない複数台契約の拡大、若年層および高齢層への普及拡大、更にワンセグケータイへの買換えニーズが複合的に影響した結果と分析する。MNPの利用件数は総務省によると、07年9月末で累計約342万件(総契約数の3.4%)となっている。これは決して多くはないが、同制度を利用しないでキャリア変更しているユーザーも多数いたと分析する。

 07年度上期のメーカーシェアは、引き続きシャープの強さが目立つ結果となった。出荷台数659万台(前年同期比53.3%増)となり、それぞれシャープ自身の記録を更新した。2位は前年同期3位のパナソニックモバイルコミュニケーションズ(以下パナソニックモバイル)となり、3位には05年度以降は5位にとどまっていた富士通がランクイン。出荷台数は82.8%増で、シェアは5.1ポイント増となり、今上期では最も躍進したメーカーとなった。4位から6位は東芝、NEC、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(以下ソニー・エリクソン)の順となった。3メーカーの出荷台数はそれぞれ前年同期より約1割減少しており、東芝とNECは前年同期より2つ順位を落とした。

 07年度の下期出荷台数は前年度比3.4%減の2,617万台と若干減少すると予測する。07年度通期では、前年度比4%増の5,130万台で、過去最高を更新する勢いだ。08年度通期の出荷台数は、07年度より減少するが5,020万台と5,000万台規模を維持すると予測する。また、携帯電話の総契約数は07年9月末の9,933万件から、08年3月末には1億210万件、09年3月末には1億730万件まで成長すると予測している。


■ 新たな機能やサービ業態の誕生に期待

 07年度下期には端末料金と通信料金の分離プランや端末の割賦販売などの新しい料金体型が出揃うことが予測され、こうした新しい料金プランがどのようになるか、またユーザーがどのように受け止めるかが、今後の携帯電話市場を変動させる大きな要因となる。

 MM総研では、新料金プランが登場しても、端末販売のインセンティブは大きく減少せず、割賦販売を含め端末価格もある程度の価格に抑えられるとみている。携帯電話の出荷台数も今後1,2年で大きく変動することはないと見ているが、中長期的には減少に向かう可能性が高いと分析する。原因としては、分離モデルによる2年間契約の一般化とワンセグケータイが一巡した後に市場を牽引する新しい機能やサービスが不透明なことがあげられる。ただ、魅力的な機能やサービスの登場、MVNOなどの新たな移動通信サービス業態により市場を活性化することができれば、現状維持もしくはプラスに転じる可能性も十分にあると見ている。先日の総務省による「モバイルビジネス研究会」の最終報告以降、携帯電話市場は転換期を迎えており、今後の動向が非常に注目される。



=======================================
■ 報道関係お問合わせ先(For the Press inquire)
鰍lM総研
広報担当  横田英明
池澤忠能
Analyst Hideaki Yokota
      Tadayoshi Ikezawa

所在地   : 東京都港区芝公園1-2-4エス・ティビル
電話番号 : 03-5777-0161   ホームページ:http://www.m2ri.jp

*本ニュースリリースに掲載された資料はMM総研の取材等による調査結果及び推定に基づいて作成したものです。またこれらのデータは資料作成時点におけるものであり、今後予告なしに変更されることがあります。
*本リリースに関する出典表記は「MM総研」として下さい。


このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
mixiチェック
掲載時における注意事項